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C-X(次期輸送機) 、P-X(次期哨戒機)ロールアウト…

 ちょっと遅れてしまいましたが、この7月4日(←某・アメリカ合衆国の独立記念日じゃありませんか…これも日本の航空業界のアメリカへの何がしかのメッセージでしょうか?…)、ついに国産の、話題(?)の、期待の、ニューフェイスの…以下のフレーズが続きませんが、ロールアウトしました。パチパチ\(^o^)/...。
 前々からTRDIのホームページや、他の媒体でもスケジュールチェックはしていたんですが、あろうことか当日のニュースチェックを、仕事の疲労感から怠ってしまっていました。翌日7・5に放送された朝7時のNHKニュースなんかは、シミュレーターでしょうが、コックピット内の映像がちらりと流されていたんです。録画しとくの忘れたぁ(T_T)...と思っても後の祭り。you-tubeで検索しても、フジ系列の夜の一分足らずの録画がアップされていただけでした。こうなると…他の紙メディアの航空雑誌が2ヶ月遅れくらいで、特集を組むことになるんでしょう。それまでお預けというわけですね。うーん、我ながら…後悔、先にたたずってわけです…。
(↓ネタ元である朝雲新聞の07・07・12日付けグラフ特集。C-X/P-Xの7・4のロールアウトの光景)
http://www.asagumo-news.com/graph/070712/070712G.html
ロールアウト当日のC-XとP-X

ロールアウト式典が行われた岐阜空港の当日は、生憎の雨空模様だったようですが、それでもこれから半世紀近くにも渉って日本の防衛力の柱を担う輸送機と哨戒機のドンガラ…とは言え、実際に飛行機の形として目の当たりにすると、国産開発には批判的なオイラですが、やっぱり応援したくなりますね。そんな感慨も一入ですね…まぁ"軍用機"と聞いて誰しも思い浮かべる戦闘機に比べれば、旅客機に近い輸送機や哨戒機は確かに地味だし、機体や人間の構造限界に挑むなど開発するリスクも少ないんからテクノウォッチャーとしての面白みも少ないんですけれど、それでも興味は尽きないですね。
ロールアウト当日のC-X近影
C-Xは日本の航空業界が開発した過去最大の飛行機だそうですが、サイズ的にはボーイング767クラスです。民間向けのカタログの値ですが、巡航速度は旅客機並みですが、必要な滑走路が2000m超と、1000m級の滑走路で使用可能とされるC-130やC-17のような戦術輸送機としての能力が、航空自衛隊向けのC-Xに備わっているのかどうか判然としません。先代のC-1ではSTOL性能に定評があったんですが、どうなんでしょうねぇ。

C-Xの後部胴体貨物ドア

大型の11tクラスのトラックが自力で出入りできるC-Xの後部貨物ランプドア。朝雲新聞では、表面の継ぎ目の無さ加減が絶妙だと言うコメントが書かれていましたが、果たして表面加工が凸凹だと気流が乱れますから、仕上げの成型は奇麗にするでしょう。これぞ匠の技って奴でしょうか?…自国消費だけでは、単品コストは下がりませんからね。C-Xは適当に…例えば、米軍もC-130とC-17の中間サイズであるC-Xに興味があるとか無いとか。相手先がアメリカならば、武器輸出三原則の例外ですし、製造権をボーイング辺りに売払って世界的にアフターサービスの面倒を見てもらうのも手かも…。
ロールアウト当日のP-X近影

P-Xのサイズはボーイング737と同じクラス。デザイン的にはきわめてオーソドックスですが、中身は光ファイバーを操縦システムに使用したFBLや、人工知能システムを使用した戦闘システムなど…日本のハイテクの粋を尽くした凄いらしい…んですが、今回は外見のドンガラだけですから。しかし某M菱重工が計画しているMRJなんかやるよりは、このP-Xを民間転用した方が素直に思えるんですが、少ない日本の航空産業界の資力を分散投資しているようにしか思えないんですがねぇどうなんでしょう?…。
P-XのXF-7エンジン

P-X向けに開発された純国産のXF-7型エンジン。P-Xはこれらを4基装備しますが、エンジンを吊り下げる主翼の設置位置が低いため、エンジンの地上高はどうしても低くなるため、エンジンカウルは下を押し潰したような下膨れの形状。これもボーイング737に共通するもの。大型双発機のC-XはGE社製の既製品を選択していますが、P-Xは整備コストより、冗長性と速度制御の容易な中型エンジン4発構成を選択していますが、その中核になるXF-7型エンジンは推力6t級の中型エンジン。しかし開発中には試験運転中、ベアリングの保持器にクラック(亀裂)が入るなど難航しているようですが、果たしてそれらの諸問題は解決したんでしょうかね。
P-X後部胴体のソノブイ・ランチャー口

P-Xの後部胴体下部に設けられたソノブイランチャー。その配置はP-3Cのスタイルをそのまま踏襲しています。ここから発射管内に装填された使い捨ての音響ソナーブイを海上目掛けてパラシュートで投下するわけですが、アメリカではソノブイだけでなく、このランチャーから使い捨ての超小型UAV(無人航空機)を投下して、海上や地上の偵察に活用しようしているそうです。UAVはパラシュートで降下した後、折りたたんでいたブレードフィンを展開し、尾部に備えた電動式のプロペラを回転させて自動車くらいの低速で巡航しながら、先端に備わっている画像センサーから映像を送ると言う代物です。地上軍が使い捨てのUAVを偵察活動に使用して効果を挙げているのと同じ着想です。既製品を寄せ集めて低コストで仕上げると計画していたようですから、どの程度モノになったのか判りませんが、P-Xも潜水艦だけでなく、海上や地上の目標も相手にするマルチ哨戒機を目指すなら、このような新しいセンサー類も必要になるでしょう。そもそもメインセンサーになるソノブイの開発も、伝え聞くところでは音響センサーが音を拾ってくれないとか…何かと厳しいようですが、全力で実現して欲しいですね。まぁP-Xならば、某台湾や某韓国辺りに輸出してやってもいいかもしれませんねぇ。特に台湾は潜水艦や哨戒機を欲しがってますからね。日本にとってはちょっとした戦略商品になるかも…まぁライバルとしては、米国・ボーイング社製のP-8Aポセイドンや、中古のP-3Cの再生機などもありそうですから。輸出するんでも、C-Xよりちょっとハードルは厳しいかな…。

追記…C-Xの構造が設計値に達しておらず、初飛行が予定の9月より遅れて最短でも12月以降になるとか記事になってました。確かに航空機開発に、予定の遅延はつき物ですが、果たしてうまくいくかなぁ?。
(↓C-X/P-Xの不具合の詳細状況が掲載されている8・2付けの朝雲新聞のコメント。)
http://www.asagumo-news.com/news/200708/070802/07080213.html

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  1. 2007/07/07(土) 08:34:39|
  2. ミリタリー
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