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自分、こんなサイトが好きです…その2

米陸軍のFCS(Future Combat System)計画のサイトは、先月のブログ記事にも載せましたが、今回はそのサイトに見られるコンセプトビデオの一部から…http://www.army.mil/fcs/
他にもシステムのインテグレーションを司るメインコンストラクターのボーイング社のサイトなどの一部には、FCS部隊のシミュレーションビデオが幾つか公開されております。
http://www.boeing.com/defense-space/ic/fcs/bia/index.html
↓ちなみに下のサイトがボーイングのFCS関連のビデオコーナー。
http://www.boeing.com/defense-space/ic/fcs/bia/videos.html
FCS計画の次世代アイテム

[これらの視聴にはwinのmedia player http://www.microsoft.com/windows/windowsmedia/default.mspxのプラグインが必要。]
これはボーイング社のFCSサイトにあるもの。上の写真には情報用のタブレット端末を持つ兵士とともに、無人ヘリ、知能化地雷、偵察用携帯UAV、迫撃砲用の砲塔、歩兵戦闘車、自走砲とそのプロトタイプの射撃シーン、自走迫撃砲、ロボット試験車両、地雷処理・物資輸送・戦闘支援用の各種ロボット車両、コマンドポスト車両、垂直発射のミサイルコンテナを載せたトラック、前線観測車両、戦車回収車、戦車、戦場救急用の医療搬送車、これら有人車両の試験用MGV、そのコックピット、観測用投下式センサーなどが同居しております。これらは後述する実写版のFCSシミュレーション・シナリオに出てきます。ボーイング社のサイトを例に取ると、FCSのシミュレーションシナリオは、シナリオ別に分けて9つ。それらはCG版と実写版に大きく分けることが出来ます。実写版はそれらCG版に比べると量が多いのが特徴。その差異を見比べるのも中々面白いものでした。まぁ要は装備品の間違い探しなんですが、CG物と実写版の違いは幾つかあります。例えば兵士の装具。CG版の兵士のヘルメットは、カメラセンサーが側頭の両サイドにありますが、実写版ではヘルメットの前端部に一つに纏められています。それが上の写真の右端に2人居る兵士のヘルメットに現れています。他にもCG版では兵士が電子ペーパータイプの携帯端末を使用したりしていますが、実写版の携帯端末はタブレットタイプのパソコンです。画面内容は大差は無かったのですが、表示媒体がCG版では実写版より先進的でありました。今の電子ペーパーは、市場に出回り始めたばかりで、普及はまだまだです。現代の液晶表示装置を駆逐するには時間が掛かるのではないでしょうか。小銃もCG版では良く判らない代物でしたが、実写版では今のM4カービンタイプなど現状の銃器と同系統に見受けました(←自分は銃はからきしダメ)。実写版はよりリアリティを出すためかどうかは知りませんが、これらのシナリオが想定する2014年は今から7年後ですから、今の銃火器が劇的に変化することは無いでしょう。次世代の小銃に選定されたはずのXM8…H&K社製K36カービンをベースにした改良型…が出てこなかったのは疑問ですが、まだXM8の採用は本決まりではないのかもしれません。しかしこれらの中で特に印象的だったのは、車両に乗っていた乗員たちは完全にタッチパネル・スクリーンの画面上で戦闘に参加していたと言うこと。砲弾の放物線やロボットの移動先の指定など、画面の表示領域を指でなぞり、戦場の動く光景を描いていました。他にもM2ブラッドレーの後釜であるFCSの歩兵戦闘車は、爆発反応装甲と思われるサイドパネルがぼこんと大きく車体の両サイドにあり、路地に入るときに塀に擦り付けているシーンがありましたが、伝統的な市街地では、取り回しに苦労しそう。それに加わることになるロボット車両が、2014年ころまでシミュレーションで描かれたような知能レベルにまで到達できるのか判然としません。ちなみに米国では野外の無人自律走行には成功しているのですが、市街地での試験開催はまだのようで、
↓下の記事がそのネタ記事。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200609051641&ts=9e1fbca2413837623dbb612141c8a7a4cca90df7
またやるみたいですね。このFCS計画の戦闘ロボットに二足歩行兵器が登場していないのが、非常に口惜しい点ですが、コンピューターマップ画面上で刻一刻と変化する戦場をモニターしながらパネル画面を指先で触れてオプションを選択していく光景は、過去のロボットアニメの世界を体現しています。それだけでも自分としては萌えるものがあります。こんな変革を自らやってしまうアメリカ軍は凄い…とは思うんだけど、この辺りが限界なのかな?、とも思ってみたり。物理的背景が単純で兵器が広域に分散する空や海と違い、陸は地形が複雑で狭いエリアに敵味方が複数犇めく状況では、情報のデータ量が膨大になって処理に必要なコンピューターもネットインフラも高速な代物が必要になっています。それを遅滞無く実現できれば、ホントに凄いもんですが、これらのシミュレーション・シナリオを実戦活用できるように構築出来るのか見物です。取り敢えずこのような巨大な兵器体系のシステム開発は膨大な開発コストが必要ですから、先導はアメリカに任せておいて、日本は追かず離れずの距離感で後追いをするのが賢明でしょうか。日米同盟の恩恵として陸上自衛隊向けにも安く売って貰えれば助かるんじゃなかろうかと思います。前にも言いましたが、特段ブラックボックス的な要素の少ない汎用技術の集積物なので、ライセンス生産をするにもF-22ラプタンのようなハードルは無いんではないかと…
さて話はかなり変わりますが、この手の兵器開発に膨大な投資をしなければ、アメリカは世界唯一の軍事大国としてのポジションを維持できないわけですし、そのせいで世界中から憧れと同時に憎悪も買うことになるわけで…超大国として振舞うアメリカという国は、世界的に損な役割だなぁとつくづく思います。かつての大日本帝国もそれを単独でやろうとして失敗したわけですから。頭一つ頭抜けていると、国際世間の風当たりも強くなります。そう考えると、今のアメリカの苦悩もかつての大日本帝国時代の立場に通じるところがあるような無いような。戦後の日本はアメリカの与えてくれた平和憲法を口実に、冷戦期はヤバイことから逃げてこれたのですが、これからもそれが可能かどうかといわれると…やっぱり中国や朝鮮半島と言ったお隣さんの問題が顕在化している現状では、日本も座視するわけには行きませんから難しいでしょう。将来的には日米同盟以外にも、韓国や台湾、豪州、ASEANなどとの多国間同盟や、中国も加味した軍縮などが進めば良いですけれど、今の日本や周辺諸国の政権状態では難しいでしょうか?。軍備に金を賭けないで済ますには、各国で応分にリスクを分担する同盟を結ぶことが手近な手段ですね。ただしこれは明らかに集団的自衛権に関わるので、すんなりとはいかないでしょうが、少子高齢化の中では、将来的に徴兵制も復活なんてちらほら言われ出している昨今、兵士のなり手を十分に確保できない国は、軍隊の自動化・ロボット化に邁進すると同時に、軍事的にもコストを賭けていられない中では、集団的自衛権云々の局所的な机上の議論も、切実に迫ってくれば、現実的な集団的自衛権の実行選択をせざるを得なくなるでしょうか。
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  1. 2007/01/06(土) 15:30:00|
  2. ミリタリー
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