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2006年もあと残り僅か…

生来のめんどくさがりの性格のせいで…日記・週記・月記にすらなっていないこのブログ…世の中はクリスマスというのに、何の予定も無く、のほほんと過ごしておりましたが、この年末にかけては少しはミリタリー関係に、ちょこちょこっとしたニュースがありました。
ロッキード・マーチンF-35初飛行…06/12/15。
飛行中のF-35プロトタイプ
↑飛行中のF-35。着陸脚が展開している状態。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200612161840&photo=zoom&ts=53744ad1bc288cce7c4b84b4b60c65acea3b2aef
F-35ライトニングの初飛行

この写真は上のリンクから拾ってきたもんですが…さておそらく米国製で最後の次世代有人戦闘機になるであろうF-35ライトニングが漸く進空しました。ぱちぱちのぱち(祝福の拍手)で、取り合えず開発陣は、ほっと一安心と同時に、これからが正念場という感じでしょうか?。しかし見れば見るほど、下のF-22ラプタンの廉価版と言った感じ。同じような離着陸シーンの写真だけですが、上のF-35の飛行中の写真は、寸詰まりのラプタンだすなぁ。昔の米海軍の艦上戦闘機F-8クルセイダーと、それを原型にした艦上攻撃機A-7コルセアⅡに似たケースかもしれないですね。A-7はF-8を寸詰まりにしたようなズングリムックリのデザインでしたが、自分的にはスマートなF-8よりA-7の方が好みでした。だからF-35の方がF-22より好きですね。F-8とA-7の構図が、このF-22とF-35にも当て嵌まりそうな気がします。
F-22の離着陸シーン

開発製造元が同じですからデザインが似通うのは当然としても、ぱっと見の素人にはどっちがどうとは判りません。小さな写真ですから拡大すれば、その仔細は良く判ると思いますけれど、斬新さが無いというか、面白味に乏しい米国製の次世代戦闘機です。F-22ラプタンは高価すぎるのがネックで、米空軍でさえ、数が揃えられず四苦八苦。輸出には議会の理解が得られず不透明。そんなこんなでメーカーとしての本命は、F-22ラプタンよりF-35ライトニングⅡなわけですが、初飛行には漕ぎ付けたものの、開発の進捗状況はご多分に漏れず遅れ気味だそうで。まぁ国際的な共同開発であるし(←日本も紛い物の心神を作るくらいなら高度なパートナーとして共同開発に加われば良いだろうにと思うが…)、もう既に何カ国も購入契約が結ばれているので、開発中止ということにはならないでしょう。それこそ開発を中止してしまうことの諸々のリスクが大きすぎますからねぇ。という理由から個人的にF-35計画に関しては楽観しているのであります。

捕捉

ちなみにF-35のステルス性能は、柄の大きいF-22に比べて劣っているのだそうですが、正面のレーダー反射断面積はF-22ラプタンが0.0001から0.0002㎡。F-35ライトニングⅡでは0.015㎡だそうでこの数値だけ見ると、7.5倍から15倍もRCSの数値が高いのであります。単純に考えると、F-22よりF-35の方が二周りほど小さいのですが、正面のサイズはあんまり変わらないとしても、トータルで見れば小さい方が見つかりにくいと思うのですが、どうやら製造や整備コストを下げるためのようです。例えばF-22などに多用されたノコギリ状の扉加工を極力減らして、従来の直線的な加工を用いているようです。これはレーダー反射には、あまり良くないようですが、その対策として扉の内側に電線を配置して、そこに電波反射を弱める信号を流すのだそうです。これなどはちょっとしたアクティブステルス(←敵の電波と同じ周波数で、逆位相の電波を放射し、レーダーの反射波を打ち消すとされる)の初歩と思われますね。F-22ラプタンやF-35を含む最新鋭のFCSに用いられるAESAレーダーも将来的には、このアクティブ・ステルス機能を獲得するでしょう。他にも送信波の出力を上げることで、敵の電子機器を焼ききったり、空中の適当な部分でレーダー波をクロスさせて、あらぬ電波発信源を作り出し、パッシブ・レーダー・ホーミングのミサイルを欺むいたり、相手のレーダーをジャミングしたりと多種多様なことが出来るようになると思いますねぇ。他にもF-35のジェットノズルは従来の円筒形ですが、先端がギザギザ加工されたLOANというものになっています。これもレーダー反射の抑制と、ギザギザにすることで、冷却効果を高めてエンジンの排気熱を下げるんだそうです。ただギザギザにするだけでは冷却効果はほとんどありませんから、ノズルを2枚構造にしてその間からエンジンのブラストに冷却風を混ぜてみたり、さらには別な冷却材のタンクからコールドガスを引っ張ってきてみたりすることなどが考えられますが、ただこれでエンジンの温度が何度まで下がるかは良く判りませんが。素人に考えられる赤外線ステルス対策と言えばこんなところでしょうか?。後は視認性に関するステルス技術ですが、機体のサイズやデザインは重要になります。要するに小さく造れば済むのですが、ダイエットするには自ずと限界があります。後はカモフラージュ塗装をして如何に見つかりにくく仕上げるかの勝負ですが、戦闘地域によって背景になる色彩はまちまちですから、その都度、塗り直すには手間隙が掛かるというわけで…この分野での技術革新は、具体的な形になって見えてはいませんが、理論的にはフルカラーの電光掲示板のようなもので表面を覆い、そこにに背景の映像を表面に映してやれば、ちょっとした光学迷彩(別名:アダプティブカモフラージュ)となるわけですが、この根幹技術になりそうなフィルム状のシートディスプレイというのが、電子ペーパーや有機EL(OLED)として登場していますが、まだ大画面化などに難点があるようなので、この分野への応用はもう少し先になりそうです。他の方法としては、ディスプレイ・フィルムを貼り付ける画像投影式以外にも、誘電エラストマーと呼ばれる伸縮する人工筋肉を下地に、その上にカラー色素を仕込んだマイクロカプセルで覆い、基盤である人工筋肉の伸縮によりミクロサイズで表面フィルムの反射率を変えてカモフラージュとする簡易な電子ペーパータイプも想定されます。これなどは色素胞を筋肉で伸縮させるイカやタコの原理と同じものです。可視光域のカモフラージュではカラー色素を包含するマイクロカプセルを何層かに分けることで、画素のフルカラー化を達成し、表面の映像を周囲の風景に合わせることが出来る。ただ画素当りの応答速度が圧倒的にフィルム・ディスプレイ・タイプに比べて遅いなどのデメリットはありますが、OLEDを使用するものより、自ら光は発しないというメリットがあります。
日本で開発中の先進技術実証機(心神)

ATD-X(心神)の電波反射計測用の実物大模型

上の2枚は先進技術実証機(ATD-X)として技術研究本部で研究開発が進んでいるものですが、"心神"というネーミングも(?)ながら、その相変わらずなパクリ姿勢には脱帽です。小型の和製ラプタンといったところです。研究開発の途上なので、実物のデザインは変更の可能性があるとのことですが、まぁ検討すべきソースがマスゴミ発表や、ネット上で集めた乏しい資料しかないので、これらの範疇でしかモノをしゃべれないのが痛いところ。さて上の模型をじっくり見ると判ると思いますが、機体はラプタンと同じ双発スタイルですが、ノズルはかつてのX-31のような3枚の偏向パドル方式を採用しています。アメリカやロシアなどの推力偏向システムは、従来の円筒型ノズルをぐりぐり廻す三次元制御が可能なタイプが開発されており、それに比べると簡素な作りだった単発機のX-31はこのパドルを外側に広げることでエアブレーキにすることも出来るが、双発の心神では内側のパドル同士の干渉が気になるところ。下の黒い模型は電波反射の実測モデルですが、全身真っ黒なのは炭素繊維製なのか、電波吸収材でコーティングされているからでしょうかね?。またキャノピーの後方視界の確保や、機首に散見される突起物を見るとレーダーステルス性に問題は生じないのかという素人的な疑問はあります。推力5t級の双発機で離陸自重が8tクラスという小型実験機は、2014年度の初飛行を目指しているとのこと。この心神開発がスケジュール通りに進捗しても、JSF/F-35の初飛行からほぼ10年遅れですね。まぁ日本も欧米に比べて周回遅れの航空技術を少しでもキャッチアップするのに、この手の技術開発は必要だと思いますが、新技術の開発項目といっても、あまり目新しいアイテムは無いんですね。"心神耗弱"という精神病理学的な言葉もありますように、この心神機のためにサイコミュシステムのような精神的なマンマシンインターフェイスを開発しているなら痺れますよね。余談ですが、脳波と脳血流の光計測技術を組み合わせてヒューマノイド・ロボットを制御するヘッドギアを作ろうという民間の試みがあるので、応用してみると面白いかもしれないねぇ。脳裏に思い描くだけで、飛行機が操縦できるとしたらわくわくしますね。

韓国で研究開発中の次世代戦闘機

X-36無尾翼試験機

上は何処かで拾ってきた韓国で開発中とされる次世代機の模型。韓国軍籍らしくアメリカのそれに似た韓国の国籍表示が描かれています。デザイン的には無人機モデルが作られたアメリカのX-36無尾翼機を双発にして、垂直尾翼を付けて、主翼の平面形を単純化したという感じです。まぁ韓国も日本と同じようにパクリ根性旺盛なのでしょうか?。ちなみに下がそのX-36試験機。遠隔操縦の小型無尾翼機ですが、10年ほど前に試験飛行がなされています。このデザインは結構、俺好みでした。実機は飛んではいませんが、余談ですが作家の大石○司氏による新世紀日米大戦シリーズでは、空想の世界で大活躍してますね。そのセンスから見れば、韓国機のスタイリングは、X-36よりは幾分後退しているというか、シックなものになっている気がします。ただ日本製の心神よりは鋭気に富んでると思いますな。

中国が開発中の無人戦闘機・暗剣

上は中国で開発中との無人戦闘機。暗剣/ダークスウォードのコンセプトだそうです。うーん何処か(←アメリカ)で見たようなデザインじゃないかとも思うのですが、それから時間が経過するにつれて、この手のデザイン・エッセンス的なものは既に万国共通の似通ったものになっているということでしょうか?。少なくとも元祖アメリカは別格として、日本・中国・韓国の航空機業界の技術レベルは、ほとんど差が無いか、このコンセプトを見ると逆に日本が中国に引き離されつつあるように思えてくるのであります。デザイン云々の前に中国の航空機産業の方が日本より規模が大きいのは事実なので、日本と中国の体力差から技術のギャップが生じなければ良いなと心底思っております。
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  1. 2006/12/25(月) 18:00:00|
  2. ミリタリー
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