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13500t護衛艦…その艦名は"ひゅうが(日向)"…

(↓"DDH-181ひゅうが"に関するWikipediaの記述)
http://ja.wikipedia.org/wiki/13500%E3%83%88%E3%83%B3%E5%9E%8B%E8%AD%B7%E8%A1%9B%E8%89%A6
 本日はミリヲタにとっての関心事の1つであります、13500t型護衛艦(16DDH)の進水・命名式がございました。16DDH...その名は"ひゅうが(日向)"。
 いやぁ、自衛隊関連では、P-X/C-Xに続く2007年後半のマイルストーンの一つが今回の13500t護衛艦の進水命名式だったわけですが、このヘリコプター搭載護衛空母の艦名は旧国名から"ひゅうが"となりました。これは宮崎県の古来の名前なわけですが、この名前は旧海軍の伊勢級戦艦2番艦で使われた他、キャプテン○翼のライバル・ストライカーやら、JR九州の特急の名前などにも使われておりますです。漢字表記の"日向"は"ひなた"とも読めたりしますね。
 頭文字が"ひ"なので、"ひりゅう(飛龍)"が相応しいかなと思っていたりしたんですが、命名権者は見事に期待を裏切ってくれるようです。ま、当たり障りの無い…無難な選択と言うことでしょうか?…。
 さて艦番号は"DDH-181"となりましたが、某・世界の感染を始め、各メディアでは散々"DDH-145"となっていましたから、物の見事に騙されたって感じです。まぁ、"DDH-144くらま"の続きである"DDH-145"ではなく、"DDH-181"という新しい番号を与記するんですから海幕の意気込みが違いますね。そりゃ単にヘリコプターの搭載数が多いだけの駆逐艦である"はるな級"や"しらね級"とは全く性質の違うヘリコプター空母なわけですから、新しい番号を与えたいのはわかるんですが、"181"という番号だと非イージス・ミサイル護衛艦の"さわかぜ"、"はたかぜ"、"しまかぜ"の後継DDGになるDDGのシリアル・ナンバーの残りは、"179"と"180"の2つ(DDG-178はあしがらまで使用済み)だけですから、これら3隻の後継艦は2隻になるのかとか、それらはイージス・システム艦になるのかとか、より安価な19DDタイプの増産になるのかとか…ひゅうがとは関係の無い方向に妄想が進んでしまいます。
 ひゅうがは船体のサイズ的には、既に退役している米海軍のイオージマ級強襲揚陸艦より若干大きい(ひゅうがが全長197mに対し、イオージマ級は180m)のですが、ただ格納庫のサイズがイオージマに比べて小さいため、イオージマ級はCH-46シーナイトクラスで19機、CH-53シースタリオンクラスで11機を格納庫に収容出来ますが、ひゅうがは甲板の繋止も含めて11機程度しか載せられないそうです。ひゅうがは格納庫の狭さもさることながら、イオージマ級では艦体容積を最大限生かすために、エレベーターを外舷式にしていますが、それに対してひゅうがでは、飛行甲板に埋め込む形式の内舷式エレベーターを採用しているので、エレベーターの部分そのものがデッドスペースになっている欠点がありますね。その点を考慮すると、オイラたちミリヲタが密かに期待する次世代のSTOVLステルス戦闘攻撃機・F-35BライトニングⅡの搭載能力…は、将来的に検討されるかもしれませんが、DDH-181ひゅうがそのものには、その搭載余力があんまり無いってことになりますかね?。残念ですが、色々と新機軸を注ぎ込んではいるんでしょうが、日本国海軍特有の貧乏性と言いましょうか、このひゅうがも日本の軍艦のご多分に漏れず、将来的な拡張性に乏しい船体設計に変わりはないようです。
 まぁ、ひゅうがに搭載されるかどうかは判りませんが、次世代の艦載戦闘機の本命であるF-35シリーズの開発は、まだお先が見えていませんから何とも言えないですが、オイラ的には次期戦闘機として高価なF-22を買うより、リーズナブルなF-35を数揃えた方が好い気がします。しかも通常型のF-35Aと艦載も可能なSTOVLのF-35Bの両方をぜひ揃えて欲しいですね…無論、ひゅうが向けの搭載機としてですが、他にもV-22オスプレイも欲しいところです。
F-Xには直接関係ありませんが、防衛省では来年(平成20年)度からミニサイズの日本版F-35とも言える技術実証機"心神"の実機製造に取り掛かるらしいですが、これもF-22を売ってくれないアメリカへのあてつけのようなものもあるかもしれません。他にもF-X選定絡みで、航空自衛隊の欲するF-22が、米国上院の裁定で当分手の届かない存在になったせいで、来年度はF-15の量産改修作業を32機に増やすとか、その割を食う形でC-Xの量産が遅延するなど、注目の来年度(平成20年度)防衛予算の概算要求が今月の末辺りに発表されますが、これは毎年恒例の時期でもあります。また昨今のイージス艦の情報漏えいや、低落傾向にある隊内の治安規範を司る陸海空3自衛隊の警務隊を統合し、組織横断的な刑事捜査機構を創設するなど自衛隊の組織改革も進んでいるようで、背広組みでは事務次官と女性防衛大臣との確執などやれやれなネタには困りませんね…。
 何だか最後は、ひゅうがとは関係の無い方向に話が脱線してしまいましたが、ひゅうがを含む自衛隊向けの高価な大人の玩具は、やはりオイラ的には魅力的なものばかりですが、日本の自衛隊の玩具の買い揃え方やら、その扱い方やら、首を傾げたくなることばかりです。このひゅうがもそうならないことを祈らずには居られませんね。

追記…DDH-181ひゅうが進水式の一週間後の朝雲新聞がようやく一報を伝えてくれました…。
(↓ひゅうが進水式を伝える8月30日付けの朝雲新聞)
http://www.asagumo-news.com/news/200708/070830/07083002.html
(↓写真のネタ元である8月30日付けの朝雲新聞グラフ特集)
http://www.asagumo-news.com/graph/070830/070830.html
ヘリコプター搭載護衛空母ひゅうが進水式

↑ドック内のDDH-181ひゅうが。艦首先のくすだまはまだそのままですね。
DDH-181ひゅうが進水式の記念はがき

↑新造の護衛艦が進水する時は、こういうイラスト入りのはがきが記念品として配られるわけですが、何れはプレミアが付くんでしょうね。作者が何方かは存じませんが、こういう軍艦画家のイラスト集ってあったら欲しいっす…。
DDH-181ひゅうがの艦橋クローズアップ

↑ひゅうがの目玉システムである新型レーダーのFCS-3改。大きい方が捜索用のCバンドレーダー。んで小さい方がESSM艦対空ミサイル誘導用のXバンドレーダーですが、この時期だと中身はまだ実装されてないですね。
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  1. 2007/08/23(木) 23:16:25|
  2. ミリタリー

62回目の終戦記念日を迎えて

 毎年、この時期恒例の終戦記念日です。この日を迎えないと、オイラの季節感は夏から秋モードに切り替わらないんです。無論、終戦記念日以外にも、送り盆って暦の区切りもありますが、ここは軍事関連のネタが多いので、終戦記念日を取り上げます。
 今年は62回目の区切りの日ということで、日本は62年間国家として、他国と直接戦火を合間見えること無く月日を過ごしてきたということですね。その事実は大変すごいことなんでしょうが、平和が当たり前の昨今では、何の感慨も無いんです…オイラも平和ボケの典型なんですが、やっぱり平和のありがたみを知らないってことは、考えてみりゃ戦争を経験した世代や、戦争で亡くなられた方々には非常に失礼なことなんですね。しかも軍事モノが趣味のオイラには信じられないんですが、若い世代にゃ戦争があったという事実すら知らない奴が居るなんて…先の日本人たちに非礼も良いところでしょう。 そんな彼らの残された子孫であるわれわれは、戦争のことを学び、それを現代の教訓として、先人の彼らに思いを馳せることが肝要だと思うんですがね。
 先祖供養としては、当たり前のことなんですけど、オイラを含めて昨今の日本人は、そのことを忘れちまったのかなぁと思います。経済や物理的、時間、精神的にしろ、諸の面で余裕が無くなってるってことを加味しても、先祖からの脈絡を忘れるって事は、自分たちの寄って立つアイデンティティを見失うって事になる気がするんですがね…些か情緒的ですが。
 昨今は世の中、殺伐としてるなんていいますが、オイラも生来堪え性の無い性格であることを加味しても、キレる場面が多いですね。悲惨な戦争を知らない世代が増えて、世の中殺伐としてくるのは、平和ボケの極致であるとも言えます。願わくば、世の中みんなが少しでも優しくなれるように、何でも余裕が出来ると良いんですが、そういう環境を創るにはどうしたら良いんでしょうか?…頭の悪いオイラには、なんともね…簡単に思い付きませんね。
 私事ですが、オイラの母ちゃんが、甲状腺のがんに侵されてまして、症状は比較的軽いという話なんですが、正直そっちの方で頭がいっぱいでして、あんまり脳細胞のリソースがこっちの方に回ってません。そもそもブログを久々にやってるのも、その母親の病魔の不安から逃避するためだったりしてるわけでして…動機がネガティブなものなんですから、プラスのアイデアなど浮かぶわけも無いですかね。

  1. 2007/08/16(木) 00:25:01|

今月は次世代旅客機ネタのオンパレード

 本日は、先日デビューしたてのC-X/P-Xに加えて、日本の航空産業界にとっても、大きな行事であるボーイング787のロールアウト式典がアメリカのシアトルでございました。
(↓ロールアウト当日のボーイング787)
ボーイング787

(↓ボーイング787のコックピット)
ボーイング787のコックピット

(↓ボーイング787の詳細は、ボーイングの次世代機を紹介した以下のURLを参照のこと)http://www.newairplane.com/
 このロールアウトの日取りはもちろん"787"に因むものですが、日本では"年月日"なので'07/07/08ですが、英語圏では"月日年"になるので07/08/07'ってことになるんですねぇ。もし日本でロールアウトが行われるならば、一月遅れで来月の8月7日ってことになりますね。ちなみに我が札幌市では、この日が七夕ってことになります。
 さてボーイング787ドリームライナーは、従来の中型クラスである757/767と777の一部を代替する次世代機として開発されていますが、日本の航空主要三大重工(M菱・K崎・F士)を含む分担シェア比率は、35%という過去最大の比率だそうで、一部の報道機関(マスゴミ)の表現では"純国産機"という触れ込みになっておりますが、まぁ個人的にはどうかと思うのですが、それは取り合えず置いて置いて…ベストセラーであるボーイング767の後継となる次世代モデルですから、技術的にも次世代旅客機のスタンダード・モデルとなるべく、C-X/P-Xより先進的なシステムを多数取り入れています。基本概念に大きな差異は無いですけれど、やっぱり新しいものに進化しているんですな。胴体や翼と言った主要部分は、ほとんど金属を使用しない複合材製です。機体の製造法はサイトのフラッシュメディアにも収録されていますが、プリプレグと呼ばれる接着剤が配合された炭素繊維複合材シートを積層させ、それを窯で焼き固めるという手法で軽く作られていますが、その発想は竹などで出来た骨組みの表面にぺたぺたと紙を貼り付けて行くペーパークラフトに似ているかもしれませんね。こうして作られた主要コンポーネントを従来通りのリベットなどで組み合わせるんですが、それでもオール金属製に比べれば、重量や耐腐食性の面で格段の進歩でしょう。プラスティックを含む軽量で丈夫な複合材料の適用が、軍用機を中心とした小型軽量な機体で進んでいますが、その代表例は主翼を炭素繊維複合材で一体成型したF-2支援戦闘機でしょう。かつては実物大のプラモデルなんて揶揄されたこともありましたが、今はその基本技術の高さが評価されて、今回はより大規模に適用されることになり、ボーイング787の機体製造の根幹技術として採用されているんですね。しかもこの炭素繊維複合材の材料は、日本の繊維企業が独占供給するというもの。他にもコックピットの液晶ディスプレイ、タイヤ、ギャレーなど内装も日本製が多く採用されていますが、日本も技術的な底力を挙げて、縁の下の力持ちから、少しずつ日の当たる場所に這い上がって来たってことですかね?。当然、このボーイング787開発に参加しているM菱重工が計画中のMRJにも、機体の製造方法や搭載機器などへ技術的なフィードバックが多分にあるでしょうから、MRJが実現すれば、生まれは日米の違いがあるとはいえ、同じ血の通った兄弟関係となるんですね。まぁ飛行機開発は、多国間に跨るのが通例になってますから、中身は混血児です。私見としては、これが民間機開発だけでなく、防衛分野にも早く適応されることを願うばかりですね。

  1. 2007/07/09(月) 21:54:58|
  2. サイエンス

C-X(次期輸送機) 、P-X(次期哨戒機)ロールアウト…

 ちょっと遅れてしまいましたが、この7月4日(←某・アメリカ合衆国の独立記念日じゃありませんか…これも日本の航空業界のアメリカへの何がしかのメッセージでしょうか?…)、ついに国産の、話題(?)の、期待の、ニューフェイスの…以下のフレーズが続きませんが、ロールアウトしました。パチパチ\(^o^)/...。
 前々からTRDIのホームページや、他の媒体でもスケジュールチェックはしていたんですが、あろうことか当日のニュースチェックを、仕事の疲労感から怠ってしまっていました。翌日7・5に放送された朝7時のNHKニュースなんかは、シミュレーターでしょうが、コックピット内の映像がちらりと流されていたんです。録画しとくの忘れたぁ(T_T)...と思っても後の祭り。you-tubeで検索しても、フジ系列の夜の一分足らずの録画がアップされていただけでした。こうなると…他の紙メディアの航空雑誌が2ヶ月遅れくらいで、特集を組むことになるんでしょう。それまでお預けというわけですね。うーん、我ながら…後悔、先にたたずってわけです…。
(↓ネタ元である朝雲新聞の07・07・12日付けグラフ特集。C-X/P-Xの7・4のロールアウトの光景)
http://www.asagumo-news.com/graph/070712/070712G.html
ロールアウト当日のC-XとP-X

ロールアウト式典が行われた岐阜空港の当日は、生憎の雨空模様だったようですが、それでもこれから半世紀近くにも渉って日本の防衛力の柱を担う輸送機と哨戒機のドンガラ…とは言え、実際に飛行機の形として目の当たりにすると、国産開発には批判的なオイラですが、やっぱり応援したくなりますね。そんな感慨も一入ですね…まぁ"軍用機"と聞いて誰しも思い浮かべる戦闘機に比べれば、旅客機に近い輸送機や哨戒機は確かに地味だし、機体や人間の構造限界に挑むなど開発するリスクも少ないんからテクノウォッチャーとしての面白みも少ないんですけれど、それでも興味は尽きないですね。
ロールアウト当日のC-X近影
C-Xは日本の航空業界が開発した過去最大の飛行機だそうですが、サイズ的にはボーイング767クラスです。民間向けのカタログの値ですが、巡航速度は旅客機並みですが、必要な滑走路が2000m超と、1000m級の滑走路で使用可能とされるC-130やC-17のような戦術輸送機としての能力が、航空自衛隊向けのC-Xに備わっているのかどうか判然としません。先代のC-1ではSTOL性能に定評があったんですが、どうなんでしょうねぇ。

C-Xの後部胴体貨物ドア

大型の11tクラスのトラックが自力で出入りできるC-Xの後部貨物ランプドア。朝雲新聞では、表面の継ぎ目の無さ加減が絶妙だと言うコメントが書かれていましたが、果たして表面加工が凸凹だと気流が乱れますから、仕上げの成型は奇麗にするでしょう。これぞ匠の技って奴でしょうか?…自国消費だけでは、単品コストは下がりませんからね。C-Xは適当に…例えば、米軍もC-130とC-17の中間サイズであるC-Xに興味があるとか無いとか。相手先がアメリカならば、武器輸出三原則の例外ですし、製造権をボーイング辺りに売払って世界的にアフターサービスの面倒を見てもらうのも手かも…。
ロールアウト当日のP-X近影

P-Xのサイズはボーイング737と同じクラス。デザイン的にはきわめてオーソドックスですが、中身は光ファイバーを操縦システムに使用したFBLや、人工知能システムを使用した戦闘システムなど…日本のハイテクの粋を尽くした凄いらしい…んですが、今回は外見のドンガラだけですから。しかし某M菱重工が計画しているMRJなんかやるよりは、このP-Xを民間転用した方が素直に思えるんですが、少ない日本の航空産業界の資力を分散投資しているようにしか思えないんですがねぇどうなんでしょう?…。
P-XのXF-7エンジン

P-X向けに開発された純国産のXF-7型エンジン。P-Xはこれらを4基装備しますが、エンジンを吊り下げる主翼の設置位置が低いため、エンジンの地上高はどうしても低くなるため、エンジンカウルは下を押し潰したような下膨れの形状。これもボーイング737に共通するもの。大型双発機のC-XはGE社製の既製品を選択していますが、P-Xは整備コストより、冗長性と速度制御の容易な中型エンジン4発構成を選択していますが、その中核になるXF-7型エンジンは推力6t級の中型エンジン。しかし開発中には試験運転中、ベアリングの保持器にクラック(亀裂)が入るなど難航しているようですが、果たしてそれらの諸問題は解決したんでしょうかね。
P-X後部胴体のソノブイ・ランチャー口

P-Xの後部胴体下部に設けられたソノブイランチャー。その配置はP-3Cのスタイルをそのまま踏襲しています。ここから発射管内に装填された使い捨ての音響ソナーブイを海上目掛けてパラシュートで投下するわけですが、アメリカではソノブイだけでなく、このランチャーから使い捨ての超小型UAV(無人航空機)を投下して、海上や地上の偵察に活用しようしているそうです。UAVはパラシュートで降下した後、折りたたんでいたブレードフィンを展開し、尾部に備えた電動式のプロペラを回転させて自動車くらいの低速で巡航しながら、先端に備わっている画像センサーから映像を送ると言う代物です。地上軍が使い捨てのUAVを偵察活動に使用して効果を挙げているのと同じ着想です。既製品を寄せ集めて低コストで仕上げると計画していたようですから、どの程度モノになったのか判りませんが、P-Xも潜水艦だけでなく、海上や地上の目標も相手にするマルチ哨戒機を目指すなら、このような新しいセンサー類も必要になるでしょう。そもそもメインセンサーになるソノブイの開発も、伝え聞くところでは音響センサーが音を拾ってくれないとか…何かと厳しいようですが、全力で実現して欲しいですね。まぁP-Xならば、某台湾や某韓国辺りに輸出してやってもいいかもしれませんねぇ。特に台湾は潜水艦や哨戒機を欲しがってますからね。日本にとってはちょっとした戦略商品になるかも…まぁライバルとしては、米国・ボーイング社製のP-8Aポセイドンや、中古のP-3Cの再生機などもありそうですから。輸出するんでも、C-Xよりちょっとハードルは厳しいかな…。

追記…C-Xの構造が設計値に達しておらず、初飛行が予定の9月より遅れて最短でも12月以降になるとか記事になってました。確かに航空機開発に、予定の遅延はつき物ですが、果たしてうまくいくかなぁ?。
(↓C-X/P-Xの不具合の詳細状況が掲載されている8・2付けの朝雲新聞のコメント。)
http://www.asagumo-news.com/news/200708/070802/07080213.html

  1. 2007/07/07(土) 08:34:39|
  2. ミリタリー

最近のロボットと飛行機のお話

 グーたら管理人のオイラのせいで、月記にもなってないこのブログ。少しはサイトの鮮度を維持するためにも、何かしらんネタをアップしないと…はい…意志薄弱で無責任なオイラですが、無責任と言えば、日本のお役所連中もそんな輩の巣窟(←強引な結びつけ…)ですが、この国の将来は、一体、どうなるんだぁ~~!?…というのは、年金をロクに払ってないオイラには、言う資格は無いかもしれませんけど(←前置き長いな…)、最近のオイラの感性アンテナにビビっときたニュースに関して言えば、技術社会に対する将来像が少しでも垣間見える気がしますが…。

一つ目のニュース…
フランス・ルブルージェ空港で隔年開催される恒例の第47回パリ航空ショーで、三菱重工が三菱リージョナル・ジェット(MRJ)の胴体モックアップ展示。(2007年6月11日発表)
http://www.mrj-japan.com/
(↑MRJのサイトはこちら…)
http://www.aviationnews.jp/cat6219815/index.html
(↑MRJを含む航空関連のニュースはこちら…)
三菱リージョナル・ジェット(MRJ)モックアップ

 三菱重工は、今回のパリ航空ショーで、日本企業としては初めて、直径2.9mの前部胴体の実物大模型を、会場にわざわざ持ち込んで展示したそうです。これまで何事にも消極的だった日本の航空機製造メーカーが一皮剥けたって感じでしょうかね?。でもまだ開発移行が本決まりってわけじゃないそうで、このまま立ち消えになる可能性もありますわって状態なんですなぁ。頑張って日の目を見て欲しいという期待感と、飛行機は出来ても売れないんじゃないのか?、巷で言われるYS-11の轍を踏むんじゃないのかという懸念がない交ぜですね。だからこそ慎重に伸張を重ねるように、開発段階への移行が未だに本決まりになっていないんですけれども。
三菱リージョナル・ジェット(MRJ)

 MRJの概略…70-90席級の双発機で、主翼をボーイング787と同じ炭素繊維複合材製にする他、機体重量の30%を複合材製にして軽量化を図り、新しいジェットエンジンや、空力的な改善で従来機比で20%の燃費低減を狙っている…とか何とか…。日本は昔からエンジン関係が弱いので、外国に頼らなければならないのは、従前と変わりませんが、機体の製造技術に関して言えば、胴体や主翼を炭素繊維複合材を張り重ねて形を作り、それを窯で焼き固める一体形成技術は、日本に一日の長があるようで、ボーイング787ドリームライナー製造に参画する日本企業のキーテクノロジーの1つであり、MRJの軽量化にも存分に適用されるんだろうと思うけど、実は国産旅客機とは言っても、ネジの1つに至るまで総てが日本製ってわけじゃないんですなこれが…伝わる話では、市場調査にはボーイング。操縦席にはボーイング787と同じクラスのアビオニクス機器の搭載を目指し、ロックウェル・コリンズと交渉中。アフターサービスはスウェーデンのサーブがという風に、日本の三菱重工を首班にして、徐々に国際的な体制は構築されているようですが、まだ道半ばな様子。外見はJAPANブランドだけど、中身の部品は多国籍ってのは、電化製品などでは顕著ですね。ま、電化製品以上に部品点数が必要とされる航空機は、それだけ裾野が広いってことは、より国際的な力が必要ってことでしょう。
三菱リージョナル・ジェット(MRJ)
三菱リージョナル・ジェット(MRJ)

 これはオイラの勝手な素人判断ですが、MRJは技術的に三菱がお手伝いするボーイング787とベーステクノロジーは同じで、機体規模をダウンスケールした程度の印象しか持ってないんすが、技術的には次世代の標準になるであろうボーイング787と遜色ないレベルには仕上がると思うので、品質的には世界的に通じるものが出来るでしょう…けどね。旅客機は軍用機とは違って、アフターサービスがカスタマーに売った分だけ、世界中に必要になりますからね…そのコストは現時点で開発予算として見積もられている1200億を軽く超えるでしょうな。
三菱リージョナル・ジェット(MRJ)

 飛行機大好きなオイラではありますし、日本から世界に打って出る航空機の雄姿もぜひとも見たいんですけどね…にしても日本の航空業界は、世界的にも弱小集団の集まりの感が強いんですがね。そんな連中で世界の荒波を乗り越えられんのか?…と余計な心配が募るんですが。
 ロクに企業再編も進んでいない日本の航空業界では、ここ数年、日本の航空業界には、それなりにニュースが続いていたんですが、それでも世界的には、まだまだマイナーなプレイヤーに過ぎないんですけれど…そんな奴らがボーイング787のお手伝いをしつつ、US-2、P-X、C-X(防衛省主導計画の民間転用)、MRJ(経産省と三菱の官民協業)と4つもプロダクトを抱えちゃって…民間機転用が技術的に容易なP-XとMRJなら1つに出来た…P-X開発当初に、経済産業省はMRJの前身…とオイラが解釈している…YS-Xと統合しようとしたらしいんですが、ご破算になり、日本の航空機業界は企業が整理されず、未だにプロジェクト繚乱の状態にあります。全く限られたリソースのムダ使いのような気もするんですがね。いや、P-X/C-Xのプロジェクトにも、主契約社の川崎重工だけでは開発陣が足りず、三菱重工のバックアップがあったということですから、P-X/C-Xの開発が一段落した現在なら、MRJにも取り掛かれるという状況もあるんでしょうけど…まぁ、国内の防衛需要に安住していて業界再編が進まないなら、日本の航空防衛企業の雄である三菱重工を旗頭に、わざわざ競争の激しい民間機市場に打って出ることは、日本の航空防衛業界再編の良い切っ掛けになるのかもしれません。
 この話はパラサイトなオイラの将来にも通じるかもしれないのです。強引なつながりですが、今の交通誘導員から、航空機製造業の季節労働者にステップアップ(?)を考えているオイラには、この業界の動向に目が離せません(←大嘘…)

 二つ目…川田工業が新しいヒューマノイド・ロボットを発表。(2007年6月21日発表)
http://www.kawada.co.jp/mechs/mk-II/index.html
(↑川田工業のプロメテMk-Ⅱの紹介ページ)
http://www.kawada.co.jp/mechs/mk-II/pdf/pressrelease_070621.pdf
(↑川田工業のプロメテMk-Ⅱの詳細PDF文書)
HRP-3の中腰姿勢

(↑HRP-3プロメテMk.Ⅱ)
 えーと、これは著名なメカデザイナーの出渕裕氏の手になるデザインなんですがね…前作の初代・1stプロメテ登場から5年近く経過していますが、見た目の変化はあんまり無いですね。感動も無いです…何だか前作同様のアンバランスなデザインは相変わらずのようですね。個人的にはホンダのASIMOが好みかな。ただ生活防水機能や、歩行機能は滑りやすい路面での歩行が可能になったとか、このプロメテMk-2の紹介ページにあるPDF文書を見れば、プロメテ1stに比べて機能面では断然upしている(例えば全身の関節自由度が12度追加されて合計42自由度になったとか)、確実に進歩してはいるようですが、例えば関節組込みモーターが増えると、それだけ全体のバランス協調制御やら機構の複雑さも増すんですが、モーターが少しくらい逝かれたところで、他の関節でバックアップ出来るから冗長性も増すような気もするんですが、わざと過酷な条件下での耐久力テストなんかもしているんでしょうか?。そこら辺りは良くわかりませんけども、昨今のロボット開発も回数を重ねているせいか、以前ほど感情的に高ぶるようなニュースには巡り会えていませんね。
電動工具を構えるHRP-3

(↑HRP-3プロメテMk.Ⅱのキメポーズ)
 上の写真はパトレイバーばりに電動ドリルをびしっと構えて見せるHRP-3です。オイラ的にはあんまりねぇ…
HRP-3の遠隔操作ステーション

(↑HRP-3プロメテMk.Ⅱの遠隔コクピット)
 上の写真は遠隔操作コンソール。コンソール・スクリーンと、マニュピレーター用のマスターマニュピレーターという組み合わせのシンプルなデザインですが、これ以上の小型化は無理なんですかねぇ?…例えばDSやPSPのような携帯ゲーム端末でも、遠隔操作はある程度期待できそうですが、やはり腕を動かしたりするのは、専用のマスターマニュピレーターもしくは、ジョイスティックが必要になりますから、限界がありますかね?。
HRP-3P

(↑プロメテMk-ⅡのベースになったHRP-3P)
 こっちの方がロボット的に現実的な"絵"になるデザインのような気がするとですよ。やっぱオイラ的に出渕デザインは、アニメの中だけの存在…もしくはプラモデルのイメージでしかないんですね。だから実際に現れてみると、興醒めしてしまうというか、このヒューマノイド・ロボット開発に、バンダイのような玩具メーカーが加わって、実稼動するリアルロボット・モデルを作れば、それなりにマーケットはあるように思うんですがね。1stガンダモの1/20シャアザクやらを、わざわざ世に送り出したくらいですから。オイラを含めた世間は、ガンダモに新しい息吹を求めています。実際に動くモビルスーツは無理としても、動けない、ポーズを取ることがせいぜいの模型が、ロボットの駆動機構を組み込まれて、本格的に動き出すとしたら…それはそれでメカデザイン的にも、シュチエーション的にも激萌え間違いなしだと思うんですが、テクノロジー的にも、マーケット的にも、十分に実現可能だと思うんですが…やってみる気はないんでしょか?…。

ヒューマノイド・ロボット開発に執心な日本勢に対し、アメリカで陸軍向けに開発されているものは、負傷兵の救出搬送用のものです。
http://www.vecnarobotics.com/robotics/index.shtml(↑開発元のヴェンカ・ロボティクス社のサイト)
BEAR(Battlefield Extraction and Retrieval Robot)

BEAR(Battlefield Extraction and Retrieval Robot)

兵士を抱くBEAR

(↑米軍が開発中の戦場救護ロボット)
 これらは開発中のため、単なるCGモデルなんですけれどね…サイトには原型機の写真もあります…機構だけ見れば、二重の無限軌道を組み合わせた移動システムを用いている。見慣れた二足歩行の日本製ヒューマノイドより斬新に見えてしまんですなこれが…いや、これはこれで好きですが、ロボットは本来、移動形態に拘らないもんですから、様々なタイプが試行錯誤されることは、好いことですよね。実現できるかどうかは、未知数ですけれどね…。

閑話休題…
 さて方々で議論されていることですけれど、昨今のヒューマノイド・ロボットは、それなりのボディが出来つつあります。だたしそのソフトたる自律能力は、まだボディの制御だけで、精一杯のようなレベルでしょうか。まだロボットが、ターミネーターのように、単独で高度なロボット兵士になることは、当分難しいでしょう。
 将来的にロボット技術がどんな歩兵システムに適応されるかな…と考えてみましたら、①ロボットスーツ、②ロボット(アンドロイド)兵士、③サイボーグ(人機一体の代物)の3つくらいが妥当な将来の選択肢でしょう。というか、現時点で見えている方向性でしか、この先も収斂するしかなさそうな気がします。
 中長期的なスパン(これから20年から30年後…四半世紀くらい)で見た場合、技術的な難易度から言えば、①・②・③の順位と同じく、○・△・×って感じでしょう。信号機の青・黄・赤のシグナルと似たようなもんどぇす。
 ①のロボットスーツは、筑波大学のHALなどに見られるように、すでに技術的に実現されているもの。将来的に歩兵向けのロボットスーツの開発が本格化すれば、歩兵が12.7mmなど重機関銃を持ちながら、行進間射撃(相対移動しながら敵に命中弾を浴びせる)も可能になるでしょう。その効果と実現性から◎でもいいかもしれません。
 ②のロボット(アンドロイド)兵士ですが、今のロボットのハード的なものより、遠隔操作レベルに止まってしまっているソフト面の制約が大きいでしょうね。まぁインターフェイスなどの組み合わせで、人間の培ったノウハウをコンピューターに学習させることが出来れば何とかなるかもしれませんが…その点を克服しないと、△印が、×印にもなる気がしますね。
 ③のサイボーグですが、人工心臓など部分的な置換用の人工臓器や、ロボット技術を組み合わせた義手や義足システムが実現されていますが、それらの機能レベルから言えば、人体を総て置き換えることは、現時点では不可能だし、四半世紀後の見通しというのも…あまり立ちそうにありません。四半世紀後というと年代的には、"攻殻機動隊"の設定年次ですが、それまでには"義体"のようなオール・サイボーグってのは、難しそうですね。さて部分的には、人体とコンピューターを直接接続させる技術は、すでにあるので、これを叩き台にした脳-コンピューター・インターフェイス、攻殻で言う"電脳"技術は実現可能でしょうなぁ。義体のようなオールサイボーグは無理としても、控え目に見積もっても、ロボットスーツと組み合わせ、現在は皮膚から神経電流を読み取るインターフェイスを、直接、脳の神経系とコネクトさせることで、より早く積極的に神経電流を読み取り、ロボットの動作反応速度を向上させる。云わば、ガンダモ世界で言うニュータイプ仕様機みたいなロボットスーツも出来るかもしれませんな。そんなロボットスーツが出来たらば、是非ともお目にかかりたいもんです。






  1. 2007/06/24(日) 00:00:00|
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